恐怖!殺虫マット!

それはある蒸し暑い夏の夜のことだった…

 

俺は風呂上がりにいつもの様に汗をかきながら、クーラーの効いた自室で涼んでいた

 

すると突然、天井の電気がチカチカと点滅しだした

 

「長いこと使ってるから寿命かな〜」

 

その時はそう思っていた…

そう、あの事が起こるまでは…

今思い返すとそれが全ての始まりだったのだ…

 

点滅が始まってしばらくすると普通に電気は点きはじめた

 

「新しくしたいけど変えるの面倒いんだよな〜」

「とりあえずあともう一本切れてからでいいか」

 

俺の自室の電気は4本の蛍光灯からなっているのだが、ずっと一本切れたまま放置している

3本でも充分に明るいからだ

 

そしてクワガタ達の世話をしようかと思っていたその時!

 

「(カリ……カリ…カリ…)」

 

!?

 

何の音だ?

どこから聞こえてくる?

 

「(カリ…カリ…)」

 

クローゼットの中からだ…

 

普通なら恐怖を覚える様なことだが、俺は不思議とクローゼットに吸い込まれるように近づいていった

 

「(カリ…カリ…)」

 

クローゼットの前に立ってもまだ聞こえている

 

俺は思い切ってクローゼットを開けた!

 

だがそこには見慣れた光景しかなかった

 

「おかしいな…」

 

そんな音がなる様な物は何も置いてない

 

そしてクローゼットを開けるとその音はやんでしまったのだ…

 

「テラフォーマー(GOKI)ならこんな音は出さないだろうし…」

 

しかしクローゼットを閉めてしばらくするとやはり同じ音が聞こえてくる

 

実は1つ気がかりな事があるにはあったのだ

 

それはギラファノコギリクワガタの幼虫だ

飼い出して1番最初に割り出したのが12/23だったのでもうそろそろ6ヶ月といったところ

メスならばあと1カ月で蛹になるかもしれない時期だ

うちはケチケチ飼育なので一匹に菌糸ビン一本という贅沢な使い方(それが普通)はしていない。

大きなオス幼虫にのみ一個割り当てている形だ

他は2匹で一本、生まれたての場合は3匹に一本だ

 

そしてその幼虫達が文句を言っているのかと思ったのだ

 

そしてどうやらその予想は当たったらしい

1つのビンがかなり食い荒らされている

2匹ではきつくなってきたのだろう

お互いの部屋の壁が薄くては多大なストレスをかけてしまう

とりあえずその幼虫達は引っ越してもらった

 

そしてギラファの幼虫が終わって次に前回の日記に書いたインターメディアの幼虫を見ることにした

 

先日、ヤフオクでインターメディア用のマットを買ってガス抜きも終わったのでこちらも引っ越そうと思っていたのだ

 

そして弱っている子から変えていった

 

注意幼虫画像!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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彼は1番弱っている子だ

なかなか潜って行かない

やはりダメなのかもしれない

 

そして残りの3匹を変えていったのだが最後の1匹の子のボトルをひっくり返すと…

 

 

キャーーーー!!!

 

 

し、死んでる

 

潜って行って1番元気だと思っていたのに…

 

しかも死んでからかなり経っている

 

体が土化して頭の固い部分しか残っていない

 

そういえばこのマットはカブトムシからの転用だった

しかもカブトムシの幼虫も20匹ぐらいいたものが最終的に4匹になったマットだった

 

これが噂の殺虫マット…

 

残りの3匹はどうなるのだろう

 

彼らはここから巻き返せるのだろうか

 

前回言ってたとおり2匹になってしまうのか、はたまた全滅か…

 

俺の不甲斐なさでみんな殺してしまうのではないだろうか…

 

可哀想なインターメディア達

 

俺を許しておくれ

 

待て、次回!!

 

というわけで今回はここまで!